こんにちは(^^)/
今回は電気的除細動(DC)について書いていこうと思います!!
テレビなどの影響からか緊急時で使うイメージが強い方も多いと思いますが、予定的に行われることも多いのでそちらについてお伝え出来ればと思います!!



《目的》

 ・頻拍性不整脈に対して電気的刺激により規則的な洞調律に戻す


《必要物品》

除細動器(DC)、ディスポパッドorデフィブパット、ベッドサイドモニター、VSグッズ、救急カート、酸素流量計、吸引セット、鎮静薬

《方法》

 ・待機的なDCの場合は同意書の確認を行う

 ・心電図モニターを装着し不整脈を確認する

 ・酸素・吸引は使用できるように準備をしておき、アンビューバッグなどの換気グッズも準備する

 ・衣服を脱いでもらい、貴金属・義歯を外し貼付剤などははがしておく

 ・胸毛が多い場合は剃毛をしておき、汗などで濡れている場合はしっかりと拭き取る※1

 ・VS測定、ルート確保、12誘導心電図とっておく

《実施》

 ・除細動の電源を入れ除細動器との心電図に接続する

 ・ディスポパッドを貼付する※2

 ・意識のある患者の場合は鎮静を行う※3

 ・同期ボタンを確認する(心室細動の場合は非同期)※4

 ・除細動器のモニターで同期を確認し医師の指示のもと出力を合わせる

 ・実施医師は通電前にその場にいるスタッフに通電することを周知する※5

 ・呼吸抑制のため換気をしている際はアンビューバッグも患者から離しておく※6

 ・除細動器のモニターで不整脈を確認し通電を行う

 ・モニターで洞調律に戻っているかを確認する

 ・洞調律に復帰後VS測定、12誘導心電図をとっておく

 ・パッドを外しステロイドを塗布し冷罨法を行い消炎に努める

 ・意識回復を確認し自覚症状などを確認し問題なければ終了

《根拠》

 ※1身体が濡れていると目的の電圧を与えることが出来なくなる可能性があるため

 ※2ディスポパッドを使用することで術者の感電のリスクが減る

 ※3呼吸抑制が起きた時に対処できるようにアンビューバッグ、酸素を事前に準備

 ※4同期を行わなければRonTが起こる可能性がある

 ※5患者に触れている状態で通電を行ってしまうと感電してしまうため

 ※6酸素を接続した状態でアンビューバッグを使用する場合もある為通電の際に火花が散ると危険

さてどうだったでしょうか(^^)/
今回は電気的除細動についてかいてきました(^^)/
こちらの根拠などはBLSやACLSなどの緊急時にも言える事なので覚えていて損はないですよ!!!

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